エリック・サティとバレエ・リュス

渋谷のBunkamuraで「エリック・サティとその時代展」が開かれています。

一見バレエとは関係なさそうですが、サティの活躍した時代とバレエ・リュスの活動が話題になっていた時代は重なり、バレエ・リュスの作品にサティは曲を提供しています。
サティが曲を提供した作品の一つはバレエ「パラード」で、同作品は、曲:エリック・サティ、美術・衣裳:パヴロ・ピカソ、台本:ジャン・コクトーによってバレエ・リュスのために制作されました。当時の最先端の芸術家たちの手によるこの作品、サティの曲には、ピストル音やタイプライターの音など騒音や生活音が入っており、ピカソの衣裳には巨大な張りぼてが登場するなどかなり前衛的なものだったようです。

バレエ・リュスはディアギレフが主宰したバレエ団で、1909年の旗揚げ(正式結成は1911年)からディアギレフの死の1929年まで数々の作品を発表しており、その振付、作曲、舞台装置、衣裳などで多くの芸術家が作品制作に参加しています。舞台装置をピカソがデザインしたり、シャネルが衣裳デザインをしていたり、そんな舞台、ちょっと見てみたいですね
「ピカソとダンス」というDVD(パリオペラ座バレエ団)では、ピカソが美術・衣裳・舞台幕を担当した「三角帽子」という作品と、シャネルが衣裳を担当した「青列車」という作品を見ることが出来ます。シャネルがデザインした水着の衣裳がとってもおしゃれです。
バレエ•リュスについては、さんの昨年のこの記事もご参照下さい。
http://aplomb.at.webry.info/201411/article_3.html

サティは他にスウェーデン・バレエ団の「本日休演」という作品にも曲を提供しています。この作品では「幕間」という映画も上演し、その映像に合わせて流す音楽もサティが作曲しています。当時はまだ無声映画が主流だった時代で、映像に合わせて音楽を流すというのは画期的な試みだったようです。
この展覧会では他の芸術家との交流を中心にサティの活動を辿っています。バレエ・リュスを生んだ時代とも重なるサティの時代、当時の空気や最先端とされていた芸術に触れることで、バレエ・リュスが残した数々の特徴的な作品への理解を深めることができるかもしれません。

エリック・サティについては特集番組の放送も予定されています。2008年の再放送ですが、7/25 AM 03:05 NHK BSプレミアム ハイビジョン特集 「サティのうた」 は、パントマイムやダンスなども織り交ぜての特集です。

「エリック・サティとその時代展」
場所:渋谷Bunkamura ザ・ミュージアム
開催日時:2015年7月8日~8月30日
       日曜~木曜日:10:00 ~ 19:00 (入場は18:30まで)
金・土曜日:10:00 ~ 21:00 (入場は 20:30まで)


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